病獣 Self Liner Notes
Tr.01 「病獣」
当初はムービー&スタッフロールに使用される曲ということで作成していったのですが、いざ完成してみると表題曲になっちゃった!・・・という裏話があるのですが、物語の暗さ・切なさ・激しさ・そして綺麗さを表現出来た曲になっているのではないかと思います。
Tr.02 「ふたりの時間」
日常で流れる曲なので主張しすぎず、かつ聞き飽きず、かつ暗すぎず、かつ明るくない曲という絶妙なオーダーをいただいたので、なにかと割りきって作れた曲です(笑)そのお陰でこの曲よりも明るいと~、暗いと~、という風に判断出来るようになり、病獣の楽曲全体の基準となってくれました。
Tr.03 「正解を叩き出せ!」
スローテンポな楽曲が多い中でひときわ特異なハイテンポの疾走曲なので、制作時もノリノリで作っていけました。作る前からイメージが完全に固まっていたので、全曲の中でも制作時間が最も短い曲です。
Tr.04 「闇ノ音」
一気に来るのではなくじわりじわりと、でも確実に迫り来る闇。多分その方が瞬間的な恐怖よりも怖いですね。背筋がゾクッとするような、得体の知れないものがゆっくりと迫ってくる。言葉では言い表せない不安な心情をブルー・ノートのピアノで表してみました。
Tr.05 「刻印」
「アダルティな場面」で流れる曲ですが、それにしては切なさ満点な感じですね。物語を通してハッピーな形での関係が無くなかなか難しかったのですが、ループ前の展開(1:53~2:06)だけは少しだけ他よりも優しくなるような展開にしました。最後に少しぐらい救いや希望があってもいいじゃない。
Tr.06 「滲んだ月」
切なさと物悲しさと切なさが入りまじった曲です。切ない。ただ、人類救済部の時もそうでしたが、切なさ満点のこの曲もサクッと出来ました。やっぱりこういう感情が私の中に常にあるんだろうか。
Tr.07 「たとえばキミと」
紅一点。たとえIfの世界だとしても、こういう展開もないとやっていけません。明るい・爽やか・希望という、他曲とは一線を画す三拍子を兼ね揃えた曲になるよう心がけて作っていきました。